元祖鮎の甘露煮うおすけから老舗の味を全国にお届けします。

　　「思いをかたちすること」
子どもたちの描く川は大きなエネルギーに満ち溢れています。今年の応募作品の中には、かにや魚たちがいたり、子ども(作者自身なのでしょうか)も一緒に泳いでいたりなど、おそらく実際にみた光景や体験活動から生まれたと感じる作品が多くありました。そのかにや魚たちも赤、黄、青など様々な色が使われていることで、いのちの輝きを感じました。 また、水流を白のマットなタッチや、粛々と点描的に表現するなど、さまざまな工夫も見られました。丸円は、一見シンプルでありながらもその一つひとつに、繊細な変化を生じさせていくことで、水の動きを見事に表現しています。
表現するということは、「よくみる」「じっとみる」という行為を経て、その映像を自身の中に取り込み、思いを吹き込み、かたちとして表出させることです。これは、「思いをかたちにする」ことであり、自身の新たな発見にもつながります。 空を泳ぐトンボと共に水の中をスイスイと泳ぐ子や噴水のように噴きあがる水しぶきの頂上にいて、後ろに見える山をまさに越えようとしている子など、それらの作品には作者である子たち一人ひとりのメッセージが込められています。だからこそ「思いをかたちにする」ことは、川のように清らかであり、唯一無二のものであります。
今回、この「天地の恵み」に応募されたみなさんは、川の環境や自然について考え、その思いをかたちにすることで、新たな発見をされたことでしょう。この機会を大切にし、今後も川をはじめ自然について考え続けていってほしいと思います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（審査員）

　　暑い夏でした。川や山、海に出かけた子も多かったでしょう。そこで体験したことを詩に書いてくれた作品が多く、楽しく読ませてもらいました。 この子はアユを見たんだ。この子は水の流れをせき止めて遊んだんだ、友だちと岩の上から飛び込みをしてどきどきしたんだ、などなどたくさんの経験は、きらきらしたものです。 そのきらきらを詩にしてもっと光らせるには、たくさんの言葉がいります。自分が発見した書きたいことを、自分らしい言葉でみんなに分かってもらえるように工夫をしてみましょう。 それにはたくさん書いてみることが大切です。ふだんから少しでいいので書いてみよう。川をきっかけにして、水や魚、化石や恐竜、船・・・、どんどん広げて書いていこう。来年もたくさんの詩を待っています。
　　　　　　　　　　　　　（審査員）