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鮎と自然・・・日本の川をもっと美しく | |
私どもうおすけは、三重県のほぼ中央に位置し、西の奈良と三重の県境であり日本一雨量の多いと言われる大台ケ原から注ぎ込む水は、北側を櫛田川・南側を宮川に流れ、その挟まれた中流域ののどかな田園地帯です。 二十年ほど前までは、夏でも水が冷たくて、川も透き通り瑠璃色をしていましたが少しづつ様子が変わってきています。 それは、全国的にも同じ事が言えると思います。生活廃水・農業廃水、まだこの地域は田舎ですので工業廃水は無いのですが、いずれにせよ以前のようにはいきません。それにともなって川の鮎や虫や鳥も年々少なくなりつつあります。 そして、すぎ・ひのきの国の植林対策にも関わりがあると思われますが昔は、ぶな・どんぐり・とち・けやきといった里山に生えている雑木が、たくさん茂っていた事を想い出します。そのことにより木の根っこには、たくさんの水を含み山全体でろ過していたのです。その豊富な水が川から地下にもみずみずしくしみこんでいくのです。 やはり川の水をきれいにすると言うことは、山が生きていないといけないのです。 また、鮎は古来より貴重なタンパク源であり宮中などでもお正月や行事にも食され、日本人にとって欠かすことの出来ない親しみのある魚です。その鮎が住む河川、宮川、櫛田川、四万十川、長良川はじめ全国にはたくさん有り、宮川も平成六年には「日本一水のきれいな川」に輝いたのですが、それを維持してゆく為にも一人一人が環境のことを心にとめ二十一世紀の今こそ、未来の事を考え行動しなくてはいけないと強く思っています。 うおすけも小さな事ですが、『天地の恵み会』を通して、「小学生 川の詩と絵の公募展」「天地の恵みの冊子発行」「天地の恵みのしおり発行」とこれからも続けて行き、子ども達に昔のままの川を残したいと願っています。 |
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二〇〇一年 三月 |
五代目主人 謹白
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四月
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六月
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